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現場ルポ..............激流/蜷川幸雄 2006 - 2007

      インタビュー1
    2006年初頭
       
 
  エピソード1/ 茂手木桜子
    羊をかぶった少女
       
      インタビュー2
     2006年春から秋
       
      エピソード2/ 前川遙子
   大抜擢
       
      エピソード3/ 神保良介
   26歳のベテラン
       
      インタビュー3
   2006年晩秋から冬
       
      エピソード4/ 遠山陽一
  今が一番輝いている時
       
      エピソード5/ 宮田道代
  裂けたシューズ
       
      エピソード6/ 石田佳央
 まだまだこんなもんじゃねえ
       
      エピソード7/ 泉裕
  おーい、救けてくれ!
       
      インタビュー4
  2006→2007
       
      インタビュー5
  2007
       
      エピソード8/ 鈴木豊
  ホーム&アウェー!?
 
   

[蜷川幸雄 インタビュー4  2006→2007]

『コリオレイナス』の殺陣稽古が激しくなってきた。稽古開始時間30分前になり、見学者も増えてきた。そろそろインタビューを終わりにしなくては。たった一時間で激動の1年間をじっくり振り返ってもらうのは難しい。

「私、2006年一年間稽古を見ていてメモった蜷川語録で一番印象に残ったのは“固有名詞になれ、普通名詞になるな”なんですね。前からおっしゃっていることでしょうけど、2006は特にその言葉が意味をもった気がするんです」
「もったいないと思うんだよねぇ。自分が自分であること立証したいよなぁ。そのためにも、もっと出てこいよってアジテーションしているんだ」
「顔がない大衆が増えているのは、ネット文化のせいなんでしょうかね。無責任に書き込みできるから。私は『コリオ』の民衆を、現代ならネットに書き込む人だと感じました。私は、自分がはじめたこのサイトがその無責任な表現気分に陥ってはならないと戒めているんですが」
「ある瞬間に楽なコミュニケーションをしたり匿名性に隠れて何かをしたい気持ちもわかるけれど、決定的に何かの選択を迫られる瞬間はあるわけで。引っこむなら、引っこむ理由を明瞭にしろと思う。自分自身の固有性にもっと固執してもいいんじゃないかな」
「それって若者に対してですよね、ゴールドを見ていると老人は引っこんでないですね」
「老人たちにはもっと協調を考えなさいと言いたいね(笑)」
「というわけで、蜷川さんにとっての2006は?」
「総括か…いま走っているからなあ。闘争的であれ、かな。来年はもっとカオスに突入するぞ!」

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